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コラム 外構・エクステリア工事の失敗例と失敗しないための方法
公開日:2023.2.15 / 最終更新日:2023.6.8

外構・エクステリア工事の失敗例と失敗しないための方法

新築住宅を購入するにあたり、外構やエクステリアにこだわりたいとお考えの方も多いでしょう。
しかし「外構工事は難しそうだし、失敗したらどうしよう」と不安に思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

そこで本記事では、外構工事の失敗例や、失敗しないためのポイントも紹介します。
外構工事の知識を身につけておきたいとお考えの方も、参考にしてみてください。

目次

外構工事の失敗例とは


この記事で取りあげる外構・エクステリア工事の失敗例とは、工事の結果、安全性やプライバシーの確保が難しくなったり、導線が悪く不便になったりするケースなどを指します。
また、外構・エクステリアのなかには、意外とお手入れが大変なものもあるため、気になっているプランやデザインがあれば、この記事を読んで確認してみましょう。

【オープン外構編】外構・エクステリア工事の失敗例

オープン外構とは、敷地を取り囲む塀がなく、開放感のあるデザインの外構のことです。
塀がない分、費用も安く抑えられるため、最近人気があるスタイルです。

オープン外構による失敗例として、自宅の敷地と、外の道路の境目が曖昧になり、プライバシーの確保や、防犯対策が難しくなることなどが挙げられます。
塀がなければ、近所の子供たちが勝手に敷地内に入ってしまう、あるいは庭でくつろいでいる姿が外から丸見えになってしまいます。
家の周囲の環境にもよるため、一概に失敗するとはいえませんが、すぐそこに狭い道路がある、または人通りが多いといった場所に家を建てる場合は、塀があるほうが安心でしょう。

【駐車場編】外構・エクステリア工事の失敗例


駐車場における失敗例はいくつかあります。
特に車を使う頻度が高いご家庭では、駐車場が不便だと困りますよね。
あとからリフォームする事態とならないよう、以下の失敗例を押さえておきましょう。

駐車スペースが狭すぎる

駐車場の失敗例としてもっとも多く聞かれるケースは、駐車スペースが狭すぎて使いづらいことです。

たとえば、家の新築時はコンパクトカーや軽自動車に乗っていたから、それに合わせて駐車場を造ったとします。
しかし、小さい車に合わせて駐車場を造ると、あとから大きい車に乗り換えたときにスペースが足りなくなり、乗り降りが困難になってしまうかもしれません。
そうならないよう、なるべく駐車スペースは広く造ることをおすすめします。

カーポートの柱が邪魔で駐車しにくい

カーポートとは、柱と屋根だけでできている車庫のことで、わざわざガレージを造らなくても車を雨や雪、鳥の糞、強い日差しなどから守ることができます。

ただし、カーポートは、設置する場所によっては柱が邪魔になってしまい、駐車が難しくなる場合があるため注意が必要です。
また、家の新築当初はコンパクトワゴンに乗っており、その大きさに合わせてカーポートを設置したとします。
しかし、あとから大型車に乗り換えようとなったら、カーポートの大きさが合わず、駐車が困難になるかもしれません。

カーポートを設置する場合は、将来、車を乗り換えても問題なく駐車できるスペースを確保しましょう。

駐車場と玄関が離れている

駐車場と玄関のあいだに距離があると、重い荷物の運搬や、雨・雪の日の乗り降りに苦労します。
また、移動の際に、怪我や介護で補助が必要なご家族がいらっしゃる場合も、不便に感じるでしょう。

駐車場を造る際は、玄関との距離にも配慮することが大切です。

駐輪スペースがない

駐車場を造る際に、自転車を停めておくスペースを造り忘れることも、失敗例としてよく挙げられます。
「自転車は使わないから」と思って駐車スペースしか造らないと、あとから自転車が必要になったときや、お子さまが成長して中学・高校に自転車通学するときに困ります。
そのため、駐輪スペースを確保するかどうかは慎重に考える必要があるでしょう。

床のコンクリート面積が少なく土や砂利が多い

駐車場の床に土や砂利を使うと、「失敗した」と感じる原因になるため、おすすめできません。

土や砂利には費用を安く抑えることができるというメリットがありますが、車が汚れたり傷ついたりするリスクもあります。
特に雨の日は土が泥になって車に跳ねやすく、足元も悪くなるので不便を感じるでしょう。

また、砂利が車に当たると傷になったり、あちこちに跳ねて砂利が減ってしまったりします。
そのため、費用が高くてもコンクリートやタイル、レンガなどを使うほうが得策です。

【アプローチ編】外構・エクステリア工事の失敗例

玄関から門までの道のりをアプローチとよびます。
このアプローチの工事にも失敗例があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

滑りやすい素材を使う

アプローチは、住人が歩いても滑りにくい素材で造らなければなりません。
特に、雨の日に滑りにくい素材であることが大切です。
滑りやすいタイルや、ツルツルしたコンクリートは避け、ノンスリップ加工された素材のタイルやレンガ、天然石を使用すると安全です。

階段や段差などをつける

アプローチに階段をつけると、将来リフォームが必要になる可能性があるため、注意が必要です。
たとえば、お子さまやお孫さまが生まれてベビーカーを使う機会が増えたり、ご自身がご高齢になってからは車いすを使ったりする場合もあります。
階段や段差をつける際は、将来の移動の妨げにならないかどうかも考慮してみてください。

【庭編】外構・エクステリア工事の失敗例

自分の庭で草木や花、野菜などを育てるガーデニングに憧れを抱く方は多いでしょう。
しかし、庭を造る際にも注意したいポイントがあります。

お手入れに時間がかかる

庭に芝生を張ったり、草木や花を植えたりすると、草刈りや枝切り、害虫駆除などに多くの時間と手間を要します。
放っておくと雑草だらけになり、木や花も枯れてしまいます。
庭を造りたいとお考えの場合は、お手入れできる時間や手間、費用などを念頭においてみてください。

人工芝から雑草が生える

人工芝は、天然芝に比べると雑草のお手入れの必要がなく、枯れる心配もありません。
しかし、人工芝の下に敷いてある防草シートが破れたり、隙間が空いたりすると、雑草が生えてくる可能性があります。
また、庭の端までしっかりと防草シートを敷かないと、庭の端にだけ雑草が生えてきたりもします。

このように、庭を人工芝にしたからといって、お手入れの手間がなくなるわけではないため、覚えておきましょう。

洗濯物を干す場所が確保できていなかった

洗濯物を自然乾燥させたいとお考えの方で、なおかつ1階に洗濯機を設置する予定の方は、庭に洗濯物を干すスペースを造る必要があります。
しかし、庭を造る際にこのスペースを確保するのを忘れてしまうと、不便を感じてしまうかもしれません。
庭に洗濯物を干すスペースが必要な方は、業者に忘れずに依頼しましょう。

【ウッドデッキ編】外構・エクステリア工事の失敗例

ウッドデッキとは、屋外に設置する木製のテラスのことで、一般的には家と庭のあいだに造られます。
屋外にちょっとしたスペースがあると、洗濯物を干したり、子供やペットを遊ばせたりできるため便利ですが、失敗例もあるので事前に把握しておきたいところです。

狭すぎて活用できない

ウッドデッキを造る際は、まずその目的を明確にしましょう。
そうしなければ、必要なだけの広さが足りず、自由に活用できない場合があります。
「テーブルを置いて家族団らんの空間を作りたい」「洗濯物を干せる空間がほしい」など、どのくらいの広さであれば問題なく使えるのかを計算しておくことがおすすめです。

メンテナンスが大変になる

木製であるウッドデッキは、長いあいだ雨風にさらされるとだんだん腐食します。
年に1回ほど塗装すれば長持ちしますが、費用も時間もかかるので「思ったよりもメンテナンスが大変で後悔している」という声も珍しくありません。
本当にウッドデッキが必要かどうかを考えてみて、必要だと判断した場合は、メンテナンスにかかる費用も計算しておくと安心です。

利用する機会が少ない

外で気持ちよく過ごせる春・秋は期間が短いため、ウッドデッキを活用できる機会は意外と少ないです。
工事のあとに「せっかくウッドデッキを造ったのに、使う機会が少なくてもったいない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

しかし、普段から外で過ごすことが好きな方や、夏にお子さまをプールで遊ばせたい方、冬に焚火を楽しみたい方には便利な空間です。
ご自身がウッドデッキを利用する目的をはっきりさせておくとよいでしょう。

【水道編】外構・エクステリア工事の失敗例

屋外に立水栓を取りつけても、不便な場所にあるとだんだん使わなくなり、費用が無駄になることがあります。

立水栓は主に庭の手入れや洗車に使います。
その際、駐車場や庭から離れた位置に立水栓があると、ホースを遠くまで伸ばして使わなければなりません。
そのため、立水栓は便利な場所に設置することが大切です。

【照明編】外構・エクステリア工事の失敗例

家の防犯や安全性を高めるためにも、照明の設置は不可欠です。
ただし、照明が少ないと、十分な効果を期待できない場合もあります。

防犯の観点からも照明が少ない家は狙われやすい傾向があるため、危険です。
また、アプローチから玄関までの照明が少ないと、転倒の原因になります。
家を建てる土地が夜になるとどのくらい暗くなるのかを確認して、適切な照明を設置しましょう。

外構・エクステリア工事に失敗した場合は?

外構工事が終わったあとに塀がヒビ割れる、あるいは門の開け閉めがスムーズにできないといった事態が起こったら、工事業者へ修理を依頼することになります。
しかし、アフターフォローのサービスがついていない業者に依頼した場合は、無償で修理してもらえる確率は低いでしょう。
また、工事業者に明らかな過失がないと判断されたら、修理や追加工事を無償で行ってもらうことができません。

外構工事を始める前に必ずアフターフォローの有無を確認し、工事の直後は外構・エクステリアに不備がないかどうかをチェックしましょう。

外構・エクステリア工事に失敗しないためのポイント

外構工事を依頼する前に、以下の3つのポイントに注意すれば、失敗のリスクを抑えることができます。

ポイント①予算は抑えすぎない

予算を抑えすぎると、外構工事に失敗する原因になるため注意が必要です。
あまりにも見積もりが安いと、安価で長持ちしない材料を使われたり、安全性の低い外構工事が行われたりする可能性があります。
また、費用が安いとアフターフォローがついていないことが多いので、見積もりの内容をよく確認してから依頼しましょう。

外構・エクステリア工事の費用相場については、こちらの記事をご覧ください。
【関連記事】
外構工事にかかる費用相場は?工事の種類別に紹介

※デザインや素材を重視される場合、価格は必然的に高くなってまいります。品質にこだわるガーデンコンシェルジュでは、平均的な外構工事に比べて価格は上がるかもしれませんが、同様にデザインや施工の質も上がります。弊社はお客様の希望を形にする自信があります。まずはご相談ください。

ポイント②複数の業者へ見積もりを依頼する

複数の業者へ見積もり依頼を出すことも、大切なポイントです。
外構工事の内容と費用、施工事例、アフターフォローの有無などを比較して、もっとも信頼性のある業者を選ぶことが成功への近道です。

なお、価格だけではなく業者の質を見極めることも重要です。
※ガーデンコンシェルジュでは高品質な施工を提供(担保)するため、2社以上での相見積もりをお断りさせて頂いております。

こちらの記事では外構工事の見積もりをとる際のステップやポイントについて詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
【関連記事】
外構工事の見積もりをとる際に押さえておきたいポイント

ポイント③将来その家に住んでいるところをイメージする

外構工事の内容を決める際は、将来その家でどのように過ごしているのかを想像してみましょう。
お子さまの将来やご自身の老後の生活、ペットの有無などをある程度イメージして、どのような家であれば快適に、楽しく過ごせるのかを考えることが、失敗しないポイントです。

外構・エクステリア工事の失敗例を押さえたら信頼できる業者へ依頼しよう

本記事では、外構・エクステリア工事の失敗例と、失敗しないためのポイントを紹介しました。

これらの失敗例を押さえたうえで、ご自身に合った最適なプランを立てましょう。
また外構工事を依頼する際は、もっとも信頼できる業者を探すためにも、いくつかの会社へ見積もりを依頼することをおすすめします。

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