「テリア」には、ネズミやウサギなどの動物をつかまえるために働く犬種が集まります。
「ダックスフンド」は、アナグマを捕まえるために働きます。
ケアーン・テリア【小型】
テリアのなかでは、もっとも古い犬種のひとつです。
ケアーンとは「積み石」を意味し、石の隙間に生息するネズミなどの小動物を追い出して狩っていたことが、犬種名の由来です。
粗くボサボサとした被毛は、雨風にとても強いです。
原産:イギリス
体高:約28~31cm
体重:約6~7.5kg
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア【小型】
イギリス北部スコットランドのハイランド州で生み出されました。真っ白な被毛を持ち、「ウェスティー」の愛称で親しまれる犬種です。
白のケアーン・テリアに、他の白い毛の犬種を交配して作られたため、ケアーン・テリアとよく似た姿をしています。
原産:イギリス
体高:約28cm
エアデール・テリア【大型】
テリアの中ではもっとも大きく、「キング・オブ・テリア」とも呼ばれています。イギリスのヨークシャー地方のエア川渓谷で、カワウソ狩りやキツネ狩りで活躍してきたことから名づけられました。
背中に馬の鞍のような形の被毛が生えているのが特徴です。
原産:イギリス
体高:(オス)約58~61cm (メス)約56~59cm
ウェルシュ・テリア【小型】
エアデール・テリアをそのまま小さくしたような姿をしています。イギリス南西部のウェールズで、キツネやアナグマ、カワウソを狩っていたことが名前の由来です。
原産:イギリス
体高:39cm以下
体重:9~9.5kg
オーストラリアン・シルキー・テリア【小型】
オーストラリアン・テリアとヨークシャー・テリアを交配させて生み出された愛玩用の犬種です。
「シルキー」の名の通り、シルク(絹糸)のような細くつややかな長毛が特徴です。
原産:オーストラリア
体高:(オス)23~26cm メスはオスよりやや低い
トイ・マンチェスター・テリア【小型】
小柄でひきしまった体と、蝋燭の炎のような立ち耳が特徴です。
主にネズミ狩りで活躍しましたが、狩りが衰退すると小型化により弱々しい体つきになりました。
現在はブリーダーの努力により健康的な体つきになっています。
原産:イギリス
体高:25~30cm
体重:約2.7~3.6kg
ヨークシャー・テリア【小型】
イギリスのヨークシャー地方で、工業地帯の家屋を荒らすネズミを捕まえるために生み出されました。
最大の特徴は、長く艶のあるシルク(絹糸)のような被毛です。
美しくかわいらしい姿から「動く宝石」とも呼ばれています。
原産:イギリス
体重:3.2kg以下
ワイアー・フォックス・テリア【小型】
18世紀に、イギリスのキツネ狩りで活躍していました。
ワイアーは「針金」を意味し、その名の通り針金のような固い被毛が全身を覆っています。
口のまわりにはえている、あごひげのような縮れ毛が特徴です。
原産:イギリス
体高:(オス)約39cm以下 メスはオスよりやや低い
体重:(オス)8.25kg メスはオスよりやや軽い
スコティッシュ・テリア【小型】
アナグマやカワウソ、キツネなどを捕まえる猟犬として活躍してきました。
ぴんと立った耳や長い顔、毛深いまゆげのような被毛が特徴です。
原産:イギリス
体高:25~28cm
体重:8.5~10.5kg
ジャック・ラッセル・テリア【小型】
19世紀に、イギリスのジョン・ラッセル牧師によって生み出された犬種で、ラッセル氏の愛称だった「ジャック」が、名前の由来です。
筋肉質な体をもち、短めの足で巣穴の中でも素早く動くことが出来たため、小動物用のハンターとして大切にされました。
原産:イギリス
体高:約25~30cm
ダックスフンド【小型】
短い足と、細長い胴が特徴です。
その体をいかして巣穴へもぐり、アナグマを追い詰める狩りを得意としてきました。
仕事にちなんで、ドイツ語で「アナグマ犬」を意味するダックスフンドと名づけられました。
原産:ドイツ
体重:(スタンダード)約9kg